HOME > オリジナルツアー > ルクソールとギザ 5日間 添乗員の旅日記



冬休みに、弊社が主催する「エジプトハイライト ルクソールとギザ 5日間」ツアーに添乗員として参加してきました。ご参加いただいたお客様、本当にありがとうございました!

2011年の革命以前は、エジプト旅行の人気は圧倒的で、どのツアーも満員御礼の大盛況でしたが、今回のツアーの参加者は、4日間コースと合わせても37名様と、最盛期の5分の1程度の人数でしたが、エジプト人スタッフ達のお客様への思いは、エジプトの太陽よりも熱く、いつも以上にホスピタリティーに溢れていました。

そのせいか、アンケートの「今回のご旅行全体のご感想は?」には、お客様全員から、5段階評価でオール5と非常に高くご評価いただけました。そして、何より嬉しかったのは、お客様の「エジプトを楽しもう!」という前向きな姿勢でした。ツアー企画者として、そして添乗員として、こんなにありがたいことはありませんでした。今回、ご参加頂いたお客様へは、感謝、そして感謝です!

エジプトツアー1日目 ブリュッセル〜カイロ

コシャリ カイロへのフライトは、久し振りに、エジプト航空の直行便を利用しました。いつもはスイス航空やルフトハンザ航空の乗り換え便を使うのですが、やっぱり直行便は楽ですね!
 カイロ空港に到着したら、エジプト人スタッフが、事前にビザを入手してくれていて、それをお客様のパスポートに貼るだけという簡単さ。入国審査に手間取ることも無く、スムーズに入国出来ました。
 ただ、ここで事件発生! 何と、ブリュッセル空港で預けたお客様のお荷物の内、4家族分だけいつまで待っても出てきません。20分ほど待って諦めて、荷物が出てこないお客様だけ、空港内のLOST&FUNDに並んで貰い、荷物が出てきたお客様は先に、用意したバスでホテルに向かっていただきました。
 4組のお客様と添乗員がホテルに到着したのは、他のお客様から遅れること約2時間、深夜12時近く。流石に皆様ぐったりした様子でした。
 写真は、夜食に食べた、エジプトのファーストフード、コシャリとエジプトビール。怪しいお店のコシャリを食べて、お腹を壊す観光客が多いのですが、このお店は、日本人駐在員御用達の超高級店のコシャリだそうです。洗練されたコシャリ、ご馳走様でした!

エジプトツアー2日目 ギザのピラミッドとスフィンクス、考古学博物館観光

早速、このツアーのハイライト、ギザのピラミッドとスフィンクス観光に出発!

エジプト風の朝食マリオットカイロ エジプトの朝は、エジプト風朝食でスタート!
 なかでも、ターメイヤという豆のコロッケやフールという豆の煮物は定番中の定番。サラダはお腹を壊すのが怖いので食べられませんが、茄子やズッキーニ、ピーマンのグリルなどもありビタミン補給も問題無し。
 エジプト料理が苦手な方は、勿論、ハムやベーコン(豚肉はないので、牛肉や鶏肉ですが。)オムレツなどの西洋料理もあるのでご安心を♪

クフ王のピラミッドカフラー王のピラミッド まず最初に向かったのは、エジプトツアーのハイライト、ギザのピラミッドです。一日500人という入場制限のあるクフ王の大ピラミッド(写真左)も無事に入場することが出来ました。このピラミッドの本当の凄さは中に入らないと分かりません。とりわけ、大回廊といわれる場所は必見。内部の写真撮影は禁止されているので、是非、ご自身でご覧になってください!
 二番目に大きなカフラー王のピラミッド(写真右)に到着する頃には、霧もすっかり晴れて暖かくなりました。

太陽の船 続いて、ピラミッドの回りを歩いてぐるっと半周して太陽の船博物館へ。北欧のヴァイキング船にも似た流線形の美しいフォルムが印象的なこの船(写真左)は全長約42メートル。発掘と復元に28年もの歳月を要したと言われています。その工事に使ったとされる世界一古い縄(写真右)は、今使われている縄と全く同じ製法と言われています。4500年も前に作られたとは誰が想像できるでしょうか。以前は、無料で撮影できたこの館内も今回から有料になっていました。入場料もここ1〜2年の間に凄い値上がりです。エジプトの狂乱物価恐るべしです(泣)

パノラマの丘パノラマの丘太陽の船の観光が終わったら、バスに乗って、パノラマの丘へ。まずは、3大ピラミッドを見渡せる丘(写真左)で写真撮影を楽しんだ後、希望者だけラクダ乗りにチャレンジいただきました。初めて乗る駱駝に大人も子供も大はしゃぎ。添乗員は、駱駝に乗るお客様の写真を撮るのに大忙し。ギザの3大ピラミッド全部をバックに写真も撮れて皆様、大満足のご様子でした。

スフィンクス河岸神殿スフィンクス(写真左)は、ピラミッドに比べると、とても小さく見えますが、それでも7階建てのビル1棟ぐらいの大きさがあるそうです。皆様、スフィンクスをつまんだり、抱っこしたりと思い思いのポーズで写真撮影をお楽しみいただけました。河岸神殿(写真右)の屋根は200トンもの石が使われ、岩と岩の隙間は数ミリという精巧さです。クレーンもない約4500年も前に、どうやってこのような大きな岩を、これほどの精巧さで組み上げられたのかなど、謎は尽きません。

ラーホテプとネフェルト座像カフラー王座像ランチの後は、エジプト考古学博物館で、ツタンカーメンの黄金のマスク、ミイラ室、書記座像など、世界人類の至宝と言える収蔵品の数々をご覧いただきました。ラーホテプとネフェルトの座像(写真左)は筋肉質で浅黒く日焼けした夫と、色白でふっくらとした妻の仲睦まじさを描いた傑作です。カフラー王の座像(写真右)は、地球上でダイヤモンドの次に固いとされる閃緑岩で出来ていて、いまだにどうやって彫ったのか謎と言われています。ツタンカーメンの部屋とミイラ室は写真は撮れませんが、それ以外は有料で写真も撮れるようになりました。それでもミイラ室で写真を撮っている外国人観光客がたくさんいるのには呆れました。お里が知れますね。

エジプトツアー 3日目 ダハシュール・メンフィス・サッカラ&ルクソール神殿観光


この日は、エジプトの遺跡の中では、ちょっと地味な見所が続きますが、どの遺跡を取っても「エジプト以外だったら観光客が山のように押し寄せる」凄いところばかりです。午後には、飛行機でルクソールに飛んで、夜のルクソール神殿観光まで、本当に長い一日になりました。お疲れさまでした!

ナツメヤシ畑今日、最初の目的地、ダハシュールが近づいてくると、道路の両脇は見渡す限りのナツメヤシ畑と、田舎の町並みが広がります。ナツメヤシの実は砂糖漬けにしたり干したりして貴重な栄養源になりますが、木は家具、枝は箒や笊、篭などに使われて捨てるところが無いそうです。

ダハシュールの赤ピラミッドクフ王のお父さん、スネフル王が建てたダハシュールの屈折ピラミッド。かつては殆どのピラミッドを覆っていた化粧石が綺麗に残っている唯一のピラミッドとして知られています。4600年も前に石だけを使ってこんなに美しく角を付けた、叡智と労力には、ただただ頭が下がります。
続いて、やはりスネフル王が作ったといわれる赤ピラミッドに入場。このピラミッド、入り口がすごく高い所にあり、通路は狭くて暗く、ちょっとした探検家気分を味わえます。日頃運動不足の方は、筋肉痛に注意です(笑)

ラムセスⅡ世次に訪れたのは、古王国時代にエジプトの首都だったメンフィス。ここの見所は、一本の固いアラバスターから切り出して作った15メートルものラムセスⅡ世の巨像(写真左)とエジプトで2番目に大きいスフィンクス(写真右)。ラムセスⅡ世の足や腕、胸の筋肉にご注目ください。ピラミッドに比べると1000年以上も新しいとは言え、この像が出来た3300年前、日本はまだ縄文時代。まさにアンビリーバブルです!

鳩の丸焼き子羊の炭火焼き今日のお昼は、サッカラのレストランで鳩と、ラムチョップの炭火焼きを楽しみました。私の鳩(写真左)は、ちょっと焦げすぎでしたが、お客様は、「思ったよりずっと美味しい!」と誉めてくれました。ラムチョップ(写真右)は卓上で炭を使ったコンロで各自で焼くスタイル。ちょっとしたバーベキュー気分を味わえて好評でした。因みに、「やっぱり鳩はどうも」という方が数人いらっしゃいましたが、代わりにシシケバブをお召し上がりいただきました。

サッカラの階段ピラミッドエジプト航空国内線昼食の後、サッカラで現存する世界最古のピラミッド、ジョセル王の階段ピラミッドや、4400年前の生活の様子(狩りや畑仕事、パン焼き、魚釣りなど)やナイル川の動物がリアルに描かれた貴重なレリーフが広がる貴族の墓を観光するのですが、添乗員はフライトがオーバーブックしていたため、一人、先に空港に向かいました。

ルクソール神殿ルクソール神殿結局、添乗員の席は確保できず、お客様より1本前のフライトでルクソールへ。結局、私のフライトが1時間遅れて、お客様のフライトはスケジュール通りに到着したので僅か10分程の違いでルクソール空港で合流できました。その後、空港からルクソール神殿観光に出発。ライトアップされた夜の神殿は、昼間と違ってより神秘的。お客様も感激していました。第1塔門の前に立っていた2本のオベリスクの内、1本は、現在パリのコンコルド広場に立っています。

エジプトツアー 4日目 ルクソール観光

この日の観光は、ピラミッドや考古学博物館と並ぶ、エジプト旅行のハイライト、ルクソール観光です。一時は閑散としていたルクソールも多くの観光客で賑わっていました。エジプト観光業界の復興も近そうです!

ボート王家の谷、入場券ホテルの裏のボート乗り場から、小さなボートでナイル川を渡って、ルクソール西岸に移動。目の前に停まっているバスに乗り換えて、王家の谷へと向かいました。王家の谷では、ツアーに含まれているツタンカーメンの王墓とラムセス4世、ラムセス9世などの王墓に加えて、今回初めて、ラムセス6世の王墓にも入場しました。ラムセス6世の王墓の玄室は、天の女神ヌゥト神が太陽を飲み込み、再生する様子を描いた美しい天井画で覆われ圧巻です。王家の谷は、カメラを持ち込まなかったのですが、何と、この数日前から有料で撮影が出来るようになったようです。「有料でも写真撮影したかった。」と仰るお客様、本当に申し訳ございません!残念ながら今回は撮影できませんでしたので、王家の谷エリアのチケット3つ(写真右)だけでご容赦下さい(m_m)

ハトシェプスト女王葬祭殿 アヌビス神の壁画王家の谷の後は、古代エジプト唯一の女性ファラオ(王)、ハトシェプスト女王の葬祭殿(写真左)の観光です。ハトシェプスト女王の時代に植えたと言われる香木の前でガイドの説明を聞いた後、歩いて葬祭殿へ。葬祭殿を飾っていた女王の像や壁画、銘文は、女王が死んだ後、後継者のトトメス3世によりその多くが削り取られましたが、残された像や壁画(写真右)には3000年以上前に塗られた色が鮮やかに残っています。

メムノンの巨像香油瓶続いて訪れたのは、メムノンの巨像と呼ばれる2対の巨大な石像です。アメンホテプ3世の像と言われていますが、名前の由来は、トロイ戦争の英雄メムノンから来ているそうです。ホテルでビュッフェ料理のランチの後は、香油と香油瓶の専門店に立ち寄りショッピング。エジプトの香油(香水)は自然の草花などを原料としたナチュラルなものだそうで、色々な種類の匂いをかがせてもらえます。香油瓶は吹きガラス製法で手作りされたものだそうで、全て形が異なるそうです。サハラ砂漠の砂を入れておくと良い記念になりますね!

カルナック神殿カルナック神殿今回最後の観光は、エジプト最大の神殿、カルナック神殿。スフィンクスの参道(写真左)は日本の狛犬や沖縄のシーサーにも似て、なぜか親近感が湧いてしまいます。エジプト最大の塔門をくぐった後は、ラムセスⅡ世の像、高さ21メートルもの巨大な柱が134本も林立する大列柱室(写真右)、高さ30メートルの大オベリスク、その周りを回ると願いが叶うと言うフンコロガシの像などをガイドが丁寧に説明してくれました。何度訪れても圧倒されてしまいますね!観光の後は、国内線でカイロに戻ってきました。今度は添乗員もお客様と同じフライトに乗れて一安心です。

エジプトツアー 5日目 カイロ→ブリュッセル

帰りのフライトは、往路のように荷物が無くなることもなく、スケジュール通りに到着できました。

私自身、今回で丁度30回目のエジプト訪問でしたが、今まで同様、全く治安の心配は感じませんでした。日本人の観光客は、「アラブの春」以前とは比べものにならない少なさですが、ブリュッセルからの往復のフライトや国内線も完全に満席。ピラミッドや考古学博物館、ルクソールなどの観光地も大変賑わっていました。一番多いときの70%位まで観光客が戻ってきている印象でした。

各観光地には必ず観光警察が配備されていて、万一の騒乱に備えているのですが、日本人の私たち一行に対しては、ピリピリした緊張感はありませんでした。また、ホテルや遺跡の入り口では、空港のセキュリティーチェックで使われているような機械を利用して手荷物検査を行っており、武器など危険物の持ち込みをチェックしています。確かに、シナイ半島の砂漠地帯や宗教施設では、今でもテロが時々起きていますが、外国人が行くような観光地はしっかり警備されています。
弊社のツアーは決して危ないところには近づきません。安心してご参加下さい!

次回のエジプトツアーはイースターの連休(3月30日〜4月2日)となります。
イースターのツアーの詳細は、以下にてご覧下さい。お申し込みをお待ちしています。


LinkIconピラミッドとツタンカーメンの謎 ギザとカイロ 4日間

LinkIconエジプトハイライト ルクソールとギザ 4日間

<おまけ>エジプトの食あたりについて

 エジプトは「必ずお腹を壊す」という都市伝説?が、ベルギー在住の日本人の中で広まっているようですが、今回、私の知る限り現地で体調を壊された方は、お子様も含めて一人もいらっしゃいませんでした。

 確かに以前は、エジプトは衛生状態も悪く、ホテルのバスタブにお湯を貯めると、砂で真っ茶色になるぐらいでしたが、今は、だいぶ改善されて、そんなことはまず無くなりました。弊社ではお客様に元気にエジプト旅行をお楽しみいただくために以下の対策を施しています。

  1. ホテルのお部屋にミネラルウォーターを用意します。(大人一人500ccのボトル1本)
  2. バスの中で、ミネラルウォーターを販売します。(500ccのボトル2本で1ユーロ程度)
  3. 昼食や夕食に、サラダをはじめとする生野菜はお出ししません。(朝食はビュッフェなので生野菜は避けて下さい)
  4. 万一、お腹を壊された方には、エジプトの強力な下痢止めを無料で差し上げます。
  5. 復路のフライトで出されるサラダは、エジプトで調理したものですので召しあがらないで下さい。